老若男女に大活躍

 いつの間にか7月が終わり季節は真夏の8月。真夏にしか味わえない旬の食材もあります。8月の旬の食材は、色の濃い緑黄色野菜が多いです。

8月の旬の食材はナス、キュウリ、パプリカ、ししとう、万願寺とうがらし、さやいんげん、ツルムラサキ、モロヘイヤなど。代表的な物だけでもこんなにあります。

その中でも今回は枝豆について触れてみましょう。私は枝豆といえば、夏の暑い夜、お父さんのビールのおつまみ!というイメージがありました。出産してからは、子どもの離乳食として活用しました。そんな枝豆には、身体にいい栄養素が含まれていることはご存じですか?

そもそも枝豆は、未成熟の状態で収穫された大豆のことです。つまり枝豆と大豆は同じものということです。しかし2つは栄養学の観点から異なるカテゴリーの食品として扱われます。大豆が豆類とされるのに対し、枝豆は野菜類となります。枝豆には野菜類に特徴的なビタミンCやβカロテン、葉酸などの栄養素を含んでいます。これらは大豆にはほとんど含まれていない成分になります。

“畑の肉”と呼ばれる大豆と同様、枝豆も良質なタンパク質をたっぷりと含んでいます。筋肉、骨などの体づくりや、体内のホルモン、酵素などの生成を担うタンパク質は人体に欠かすことのできない重要な栄養素です。枝豆に含まれるタンパク質は植物性タンパク質。肉や魚などの動物性タンパク質に比べ脂肪が少ないです。そのため、高タンパク質なのにヘルシーなので、筋トレの効果を引き出してくれます。

美肌、美容に役立つイソフラボンも胚芽部分に多く含まれています。体内で女性ホルモンに似た働きをするため、肌のハリ、ツヤを保ったり、しわやたるみを改善する美肌効果もあります。

枝豆に含まれるビタミン類で代表的なのはビタミンB1とB2。体内で糖質や脂質を分解してエネルギーを作り出すため、疲労回復や夏バテ防止にもなります。またビタミンCも豊富に含んでいるため、免疫力アップにも効果的です。

枝豆は塩ゆでをすることが多いと思いますが、茹でるときにビタミンなどの水溶性の栄養素が流れ出てしまうのがデメリットになります。そのため、できるだけ蒸し焼きにしたり、電子レンジを使って調理をすることをおススメします。ご飯を炊くときに一緒に枝豆を入れて炊き、捕食に枝豆入りのおむすびにすると良いかもしれませんね。

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